らいおんが痩せる(予定の)日記

美味しく食べて痩せる!

気に入った文章

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"Oh, of course I'd be BREATHING all the time I was doing those things, Aunt Polly, but I wouldn't be living. You breathe all the time you're asleep, but you aren't living. I mean living—doing the things you want to do: playing outdoors, reading (to myself, of course), climbing hills, talking to Mr. Tom in the garden, and Nancy, and finding out all about the houses and the people and everything everywhere all through the perfectly lovely streets I came through yesterday. That's what I call living, Aunt Polly. Just breathing isn't living!"

 

おばさんは、眠っている時だって息をしているでしょ。でもそれは生きているってこととは違うの。あたしは生き生きと生きるってことを言っているの。やりたいことをやるってこと。外で遊んだり、本を読んだり(もちろんひとりで)、おしゃべりするとか。それがあたしの言う、生きるってことなのよ。ただ息をしているなんて、生きていることにならないわ。

 - ポリアンナ (引用訳文は岩波文庫から)

 

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  原作の文章で「外で遊んだり、本を読んだり」の後は訳文ではかなりバッサリ消されてますね。確かに一つ一つ訳してしまうとそれはそれで日本語のリズム感としては間延びして感じるかも知れない。でも、ここまで半分以上バッサリ行ってしまうというのもどうなのかな。どこまで原文の表現を伝えるのか、どんなニュアンスを伝えたいのか、どんなリズムでそれを伝えたいのか、それは一人ひとりの翻訳者の判断と、売るための仕事としての翻訳判断と、そのバランスを取ったものなんだろうけど、やはり好きな本は、売るとか売らないとかそういう妥協が入らないよう趣味で翻訳するのが一番いいんだろうね。